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- 多汗症とワキガの症状とセルフチェック
まずは、多汗症とワキガの違いを正しく理解しましょう

ワキガ(腋臭症)と多汗症は、どちらも汗に関わる症状ですが、原因や特徴は異なります。しかし、両方を同時に抱えている方も少なくありません。芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科では、形成外科・皮膚科の専門的立場から、汗とにおいに関する総合的な診断と治療を行っています。まずは症状の特徴を正しく知り、自分に合った治療を検討しましょう。
多汗症とワキガのセルフチェック
多汗症とワキガを簡易的にセルフチェックする方法をご紹介します。
多汗症セルフチェック
- 25歳以前に発症
- 両側対称に汗をかく
- 睡眠中は汗が止まる
- 週1回以上大量の汗をかく
- 家族に多汗症の方がいる
- 汗による日常生活の支障がある
上記の症状が複数該当する場合は、一度専門医に相談されることをおすすめします。
ワキガセルフチェック
- 耳垢が湿っている
- 衣類のワキ部分が黄ばむ
- 家族にワキガ体質の人がいる
- ワキ毛が太く濃い、複数本生えている
- ワキ毛に白い粉が付着する
- 周囲からにおいを指摘されたことがある
上記の症状が複数該当する場合は、一度専門医に相談されることをおすすめします。
ワキガ(腋臭症)の症状
ワキガはアポクリン汗腺の分泌物が原因となり、細菌によって分解されることで独特のにおいを発生させます。
ワキガの代表的な症状
- 脇の下から独特のにおいがする
- 酸っぱい酸臭、カレースパイス臭、カビ臭、生乾き臭などの混合臭
- ワキ毛が太く濃く、毛穴から複数本生えていることが多い
- 衣類の脇部分が黄ばんでくる
- ワキ毛に白い粉が付着する
- 周囲からにおいを指摘された経験がある
ワキガの発症時期
- 思春期(10〜15歳)に発症するケースが多い
- 家族歴が強く関与(遺伝要素)
多汗症の症状
多汗症は、必要以上に大量の汗をかく症状で、ワキ以外にも手のひら・足の裏・顔など様々な部位に起こります。エクリン汗腺が主な原因です。
多汗症の代表的な症状
- 気温や運動とは関係なく大量の汗をかく
- 両側対称に発汗する
- 精神的緊張で汗が増える
- 睡眠中はほとんど発汗しない
- 衣類や紙類が濡れて日常生活に支障が出る
- 幼少期・思春期に発症することが多い
多汗症の重症度目安(HDSS)
- 生活に支障なし
- 時々困るが我慢できる
- 頻繁に困り日常生活に支障が出る
- 常に汗が問題となっている
重症度③以上は治療を検討する目安です。
多汗症・ワキガの早期診断が治療の第一歩です

多汗症もワキガも、早期に専門医の診断を受けることで、症状を的確に把握し、適切な治療を始めることができます。芦屋ファミリークリニック形成外科皮フ科では、形成外科・皮膚科専門医が患者様一人ひとりの症状に合わせた治療法をご提案しています。汗やにおいでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。